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突然の激痛に見舞われたら

2026年03月13日

痛みに配慮した治療が特徴の
【名古屋市昭和区】佐伯歯科医院の歯科医師、薫です。

今日は「突然の激痛に見舞われたら」というテーマでお届けします。

ある日、まったく前ぶれもなく、歯がズキーンと痛みだすことがあります

ついさっきまで普通にごはんを食べていたのに、夜になった途端、脈を打つような痛みが止まらない。
よりによってこんな日に、どうして今なの、と思わず恨めしくなりますよね。

でも、その「突然の激痛」は、実は突然起きたわけではなく、
静かに進んでいたトラブルがついに限界を迎えて、歯と身体が大声で抗議しているサインのことがほとんどです。

虫歯や歯ぐきの炎症、噛み合わせの問題などが、水面下でじわじわと悪化し、
もう黙っていられないところまで来てしまった結果、「今」痛みとして表れているのだと思ってください。

とはいえ、そう割り切れたとしても、目の前の痛みはつらいものです。
夜中だったり、休日だったりすると、なおさら心細くなりますね。

そんなときにまずできることは、落ち着いて、できる範囲の応急処置をすることです。

ぬるま湯で軽く口をゆすいでみたり、
体質に合った市販の痛み止めを、用法用量を守って飲んだりするのは構いません。

ただし、それはあくまで「受診までの時間をなんとかやり過ごすため」の一時しのぎであって、
治ったわけではないことを、心のどこかで覚えておいていただきたいなと思います。

一方で、「これはやめておいたほうがいい」ということもあります。

❌ たとえば、痛いところを温めること

カイロを頬に当てたり、長風呂でじんわり温めたりすると、一瞬楽になりそうですが、
多くの場合は逆効果で、血流がぐっと増えてかえってズキズキが強まってしまいます。

❌ また、お酒でごまかそうとするのもおすすめできません

一時的に紛れたように感じても、
炎症を悪化させたり、お薬との相性が悪かったりすることがあります。

❌ 自己流の民間療法

インターネットで見かける「塩を詰めるといい」「何かを当てておくといい」といった自己流の民間療法も、
歯ぐきを傷つけたり、細菌を奥に押し込んでしまったりする危険がありますので、どうか避けてくださいね。

針や爪楊枝で患部を突いてみたり、強く押したりして「自分でなんとかしよう」とするのは、
もう本当にやめていただきたいことの一つです。

激痛に見舞われたとき、いちばん大切なことは何か

では、激痛に見舞われたとき、いちばん大切なことは何かというと、
「できるだけ早く歯科を受診する」と決めることです。

ここを後回しにしてしまうと、
痛み止めが切れるたびに同じ夜を繰り返すことになりかねません。

受診までのあいだにできることとしては、

  • ・ いつから痛いのか
  • ・ どんなときに痛むのか
  • ・ 冷たいものなのか、噛んだときなのか、何もしなくてもズキズキするのか

など、ぼんやりで構わないので自分なりに観察しておくと、診察の助けになります。

右か左か、上か下か、なんとなくここらへん、という感覚があるだけでも、原因の絞り込みがしやすくなります。
また、痛み止めを飲んだ場合は、何をいつ飲んだかを伝えていただけると安心です。

なかには、顔まで大きく腫れてきたり、
口がほとんど開かなくなったり、高い熱を伴ったりするケースもあります。

そうした場合は、通常の外来ではなく、救急での対応が必要になることもありますので、
「これはちょっと普通じゃないかもしれない」と感じたときには、
自己判断で我慢し続けず、医療機関に電話をして相談してみてください。遠慮はいりません。
不安なまま耐えている時間のほうが、よほどつらいはずです。

定期的なメンテナンスと検診

痛みが落ち着いたあと、多くの方が口にされるのが、
「もう二度と、こんな痛みは経験したくないです」という言葉です。

そのたびに、私も心から同感だなあと思います。
歯の激痛は、できることなら人生で一度きりにしてほしい出来事です。

そのためにいちばん現実的で、いちばん効果のある方法が、
やはり定期的なメンテナンスと検診
です。

  • ・ 小さな虫歯のうちに見つけて、ちょっとした治療で済ませてしまうこと
  • ・ 炎症の芽のうちにクリーニングでリセットしておくこと
  • ・ 詰め物や被せ物のわずかな段差や隙間を、痛みが出る前にチェックしておくこと

そうした積み重ねが、「あの夜中のズキズキ」を遠ざけてくれます。

もし今まさに痛みに耐えながらこの文章を読んでくださっている方がいたら、
まずはどうか、受診の一歩を踏み出してください。

そして、痛みが落ち着いたその先では、「次は、激痛になる前に自分から歯医者さんに行こう」と、
ゆるく決めていただけたら嬉しいです。

佐伯歯科医院は、「痛くなったから仕方なく行く場所」ではなく、
「痛くならないために通う場所」でありたいと思っています。
突然の激痛に見舞われたときも、そのあとのホッとしたときも、どうぞ気軽に頼ってくださいね。

 

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